健康コラム

掲載日:2015年4月28日

気になる子どもの成長(1)「成長曲線をつけてみよう」


汐田総合病院 小児科 冨澤明子医師

身長の伸びの変化は健康状態を表す重要なバロメーターです

615-4 お子さんの背が最近あまり伸びていないのでは?と気にされている保護者の方もいらしゃると思います。小児科を受診するタイミングなどを中心にお話しさせて頂きます。

 子どもは年齢により成長速度が異なります。男女別に年齢毎に達する平均身長と体重をグラフ化したものが、図にお示しした標準成長曲線です。ぐっと身長が伸びる時期は大きく分けて2回あり、出生後1歳ごろまでと、乳房がふくらんだり、声変わりをする思春期を迎える時期です。

 そのため低身長で小児科を受診する方は、多くは乳幼児健診や小.中学校の就学前健診及び毎年の身体測定後学校の養護の先生からの勧めで来院されます。

 成長に異常があるかどうか疑う場合は、1回の身長・体重測定結果だけでは判断せず、今までの結果を全てつないで成長曲線につけてみることです。

 身長の伸びが成長曲線に沿っている場合は体質性、家族性の低身長など病的ではない場合が多いようです。

 幼少時に急に伸びた場合やだんだん伸びが悪くなっている場合は異常と考えられ、小児科受診をお勧めします。

母子手帳、健康手帳の持参を

 その時は母子手帳、幼稚園や保育園の健康手帳、学校から頂く毎年の身体測定結果などを持参されると小児科で正確な成長曲線を再現出来て、診断にとても参考になります。