健康コラム

掲載日:2020年10月5日

冬季感染症について


汐田総合病院
感染管理者 亀田恵子

 空気が乾燥し、様々なウイルスが活発になる季節になってきました。

 毎年インフルエンザが猛威を振るっていますが、今年は新型コロナウイルスにも注意していかなければなりません。インフルエンザと新型コロナウイルスは症状が似ているため、診断が難しくなりますが、予防策は一緒です。

◆感染経路

 主に2種類の経路で感染します。

  • 飛沫感染
     感染した人がした咳の飛沫を、別の人が鼻や口から吸い込みウイルスが体内に入り込み感染。
  • 接触感染
     感染した人が咳やくしゃみを手で押さえた後に触れたドアノブ、つり革、手すり、スイッチなどにウイルスを含んだ飛沫が付着。別の人がそこに触れ、更にその手で鼻や口に触れることで粘膜などを通じウイルスが体内に入り感染。

◆予防対策

①体調管理

  • 免疫力の向上
    バランスの良い食事・充分な睡眠・ストレスをためない・適度な運動。
  • 持病の管理
    血圧、血糖は安定していますか?指示されている薬はきちんと服用していますか?

②マスクを正しく着用

  • マスクの上下、裏表を確認しましょう。
  • ノーズピースを自分の鼻に合わせましょう。
  • 鼻から顎にかけてマスクで覆いましょう。

③正しい手指衛生

  • アルコール含有手指消毒薬は、十分な量を手に取る(ポンプは押し切る)。
  • 手洗いでは手を十分に濡らし、石鹸を十分に泡立てる。指先、手の平、手の甲、指の間、親指、手首など洗い残しに注意。
  • 十分にすすぎ、清潔なタオル(ペーパータオル等)でしっかり水分をとる。

④手指衛生のタイミング

  • 共有物に触れる前の手指衛生(自分の菌をうつさない)。
  • 共有物に触れた後の手指衛生(他人の菌をもらわない)。

⑤3密を避ける

  • 密集:多数が集まる密集場所を避けよう
  • 密閉:換気の悪い密閉空間を避けよう
  • 密接:間近で会話や発声をする密接場面を避けよう

 しっかり予防して、元気に冬を乗り切りましょう。