健康コラム

掲載日:2016年8月4日

熱中症に気をつけて


汐田総合病院 医療安全管理室 感染管理 松井広美

炎天下の屋外などで発生するイメージのある熱中症ですが、近年は室内でも多く発生しています。身体が暑さに慣れていないのに気温が急上昇するときは、誰でも条件次第で熱中症にかかる危険性が高くなります。

 特にお年寄りや子どもは注意が必要です。お年寄りは、暑さや喉の渇きを感じにくくなっているほか、日ごろ汗をかく機会が少ないため、脱水状態になりやすい傾向があります。子どもは体温調節能力が未発達で、大人に比べて身長が低い分地面に近く照り返しを受けやすいため、熱中症のリスクが高くなります。

 熱中症予防には、脱水にならないようにすることと体温上昇を抑えることが重要です。日頃からご自身だけでなくご家族の方に対しても、以下のことを心がけるようにしましょう。

  • 喉が渇かなくてもこまめに水分補給する(喉が渇いたときは既に脱水の始まり)
  • 熱を逃がしやすいゆったりした服を選ぶ
  • 室温をこまめに確認、必要に応じて冷房を活用する(28℃が目安)
  • 日差しの強い日は日傘や帽子を着用する
  • 日陰などでこまめに休憩をとる

※水分補給といっても、コーヒーや緑茶・抹茶などはカフェインをたくさん含んでおり、利尿作用で身体に必要な水分を知らず知らずのうちに排出してしまいます。アルコールは、分解するのにたくさんの水分を必要とするので逆効果です。

※過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」とガマンしてはいけません。エアコンや扇風機で室温を適度に下げましょう。

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