健康コラム

掲載日:2019年5月1日

免荷式歩行器POPO「安全で利便性の高い歩行訓練機を導入しました」いまどきの医療と技術(8)


リハビリテーション課 理学療法士 吉川大志

コンパクトで装着も簡単

 近年、リハビリテーション分野では歩行訓練を支援するロボットや機器の開発、病院などの臨床現場への導入が進んでおります。当院でもリハビリテーション支援機器を複数導入しておりまして、2018年11月に導入した「免荷式歩行器POPO」について紹介します。

 歩行器のPOPOは、免荷式リフトを備えており、ハーネスを骨盤と大腿部分に装着しベルト部分に取り付けることで、身体を吊り上げ、脚にかかる体重を免荷する歩行器型装置です。POPOの利点は、①装着・操作が簡単 ②体重100kgまで対応可能で転倒を防止する安全性に優れている ③通路幅が80cmあれば歩行できるので、コンパクトで使用場所を選ばないという点です。

安心して歩行訓練に取り組める

 当院では入院患者様に対して使用され、脳卒中、脊髄疾患、骨折等の運動器疾患、様々な疾患により臥床傾向となり体力が低下して日常生活に関わる動作が困難になってしまった方など適応は多岐にわたります。特に下の写真のように歩行訓練にて使用されることが多く、患者様は転倒しないという安心感から意欲的に歩行訓練に取り組み、基本動作能力や歩行能力の改善が期待できます。

 POPOを使用された患者様からは「安心して歩く練習ができる」「身体が軽くなった分、立ったり歩いたりしやすい」といった声が聞かれており、徐々にその使用範囲も拡大しています。

 POPOは高い安全性と利便性から様々な目的で使用することができ、患者様の効果的なリハビリテーション手段の1つとなります。当院では、リハビリテーション支援機器の使用を推進していくとともに、その効果の検証等も行っていきたいと考えています。

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▲POPOの実物写真

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▲実際のリハビリの様子