健康コラム

掲載日:2018年8月1日

OCT(光干渉断層計)検査について


汐田総合病院 眼科 土橋 七絵医師

 こんにちは。眼科の土橋七絵です。今年4月より非常勤医師として着任し、主に外来診療などにあたっております。これから、どうぞよろしくお願いいたします。

自覚症状がなくても定期的な受診を

 当科では、地域の皆様の快適な視機能や眼の健康を守るため、日々の診療にあたっております。眼やまぶた、見え方にお困りの症状がある場合は、どうぞご相談にいらしてください。

 また、高血圧や糖尿病など、様々な内科疾患などから眼の合併症を発症することもございます。こういった場合は自覚症状がない事が多く、ご自身では気づかないうちに眼に異常を伴っている事があります。このような疾患で治療中の方は、特に自覚症状がなくても定期的な眼科受診が必要になります。医師の指示に従って、適切な間隔での定期受診を心がけましょう。

より正確な診断

 さて、当科ではこの度新たに、OCT(光干渉断層計)検査機器を導入いたしました。OCT検査とは、眼の網膜(カメラで例えるとフィルムにあたる部分)の断層画像を撮影する検査です。

 OCT検査を用いることで、従来の医師による診察や眼底検査のみでは分かり難かった網膜の病変や状態(浮腫や出血の範囲・深さなど)について、より正確に知ることができます。また、視神経乳頭の陥凹の変化や網膜の視神経繊維層の厚みを詳しく検査することができ、緑内障の早期発見や進行具合の評価にも重要な役割を果たすと考えられています。

日々の診断で利用を

 このように、眼底に現れる病変(加齢黄斑変性症、黄斑円孔、中心性漿液性網脈絡膜症、糖尿病黄斑症など)の発見や評価をするうえでとても有用な検査ですので、今後当科における日々の診療にて、皆様の眼の健康のために少しでもお役立てできれば幸いです。

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上の写真 【図1 正常】

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上の写真 【図2 固視不良】