健康コラム

掲載日:2018年8月1日

「BCAAで筋肉をつくってサルコペニア予防」いまどきの医療と技術(1)


汐田総合病院 管理栄養士 荒美希

 6月より汐田総合病院2階の売店にてBCAA入りの栄養剤の販売が始まりました。BCAAをご存知ない方も多いと思いますのでご紹介します。
 BCAAとは必須アミノ酸である「バリン・ロイシン・イソロイシン」のことをいいます。
 必須アミノ酸は体内で十分な量を作ることができないため栄養分として摂取するしかありません。

BCAAには

  1. 筋肉が壊れていくのを抑える(分解抑制)
  2. 筋肉が作られるのを助ける(筋肉強化)

 という2つの効果があり、最近ではサルコペニアの予防効果があると話題になっています。

【効果1】運動前の摂取で、筋肉の負担軽減

 運動をすると糖がエネルギー源として使われますが、糖が足りなくなると筋肉内の蛋白質を分解してBCAAをエネルギーとして利用します。長時間運動するランニングやウォーキングでは筋肉の分解が進みやすいので運動直前にBCAAを摂取するとよいでしょう。

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 また、BCAAを摂取することで筋肉痛が軽減できたという報告もあります。運動前にBCAAを摂取すると筋肉の分解を抑える効果がより高まります。

【効果2】運動直後の摂取で、筋肉強化

 BCAAの中でも特にロイシンは筋肉の合成スイッチとよばれ、筋肉の合成をより効果的に促進する働きがあります。運動直後に摂取するとことで筋肉強化につながります。

 BCAAは肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などの蛋白質を多く含む食品にも含まれていますが、効率よく効果的であるBCAA入り栄養剤を運動直前や運動直後30分以内に摂取することをおすすめします。サルコペニア*予防の為に、一度BCAA入り栄養剤を試してみて下さい。

*サルコペニアとは:筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下した状態のこと

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汐田総合病院2階「ラウンジぴゅあ」にて発売中