健康コラム

掲載日:2016年4月26日

「認知症のお話」(1)


汐田総合病院 宮澤由美 医師

安心して住み続けられるまちづくりに向けて

 2013年6月、厚生労働省研究班(代表者・朝田隆筑波大教授)が65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上るという調査結果を発表しました。軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計され、合わせて「800万人」という報告から「認知症800万人時代」という言葉がマスコミをにぎわせるようになりました。

 うしおだグループでもこの「認知症800万人時代」に、認知症に対する医療や介護を展開し〝安心して住み続けられるまちづくり〟にどう貢献していくか、昨年度集中的に議論し「うしおだグループ認知症総合方針」を策定しました。

 今後「うしおだ認知症推進会議」を中心に様々な取り組みをしていきますが、その中からいくつかご紹介します。

汐田総合病院の「メモリーカフェはなみずき」

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 2015年12月から始まりました。汐田総合病院2階の「ラウンジぴゅあ」を会場に、現在は月に1回開いています。もの忘れでお困りの方、そのご家族、支えたい方、どなたでも参加できます。

実際、毎回参加するメンバーはいろいろです。認知症の人や家族が、住民や専門職と相互に情報共有し、理解し合うことを目的としています。希望があれば、予約制で各専門職に相談することもできます。

プログラムはまだ模索中ですが、音楽を聴いたり、認知症予防の体操をしたりすることもあります。医療保険や介護保険制度に基づかず、インフォーマルな(形式ばらない)「場」があることが、住み慣れたまちで安心して歳をとり、豊かな晩年を過ごせることにつながればいいなと思います。

このようなカフェが鶴見のまちのあちこちにできることが望まれます。次の新規開店はうしおだ診療所の予定です。どちらのカフェもどうぞ気軽に覗いてみて下さいね。


Memory Cafe(メモリーカフェ)Open

参加費無料
申込不要

5月12日(木)PM2:00~PM4:00
6月9日(木)PM2:00~PM4:00

汐田総合病院2F ラウンジぴゅあ
TEL 045―574―1011
汐田総合病院 大山・松尾  ラウンジぴゅあ 山田