健康コラム

掲載日:2016年1月26日

最新の花粉情報に注意 しっかり対策を!


汐田総合病院 塩野久子

1春が待ちどおしい季節ですが、花粉症の季節の訪れに憂うつになっている方も多いと思います。今や4人に1人はスギ花粉症と言われ、小児を含め患者は年々増えています。現在花粉症でない方も、花粉を浴び続けると花粉症になることもあります。

 

花粉症 ~アレルギー反応~

 花粉症はスギやヒノキに代表される花粉が体内に入っておこるアレルギー反応です。鼻水・鼻づまり・目のかゆみだけでなく、鼻やのどがむずむずしたり体のかゆみ・頭痛・微熱の原因にもなります。かぜの症状ともよく似ています。

 対策の基本は体内に花粉を取り込まないこと、そして花粉に反応しにくい体づくりです。

 ご自分でできることをまとめてみました。症状のひどい方は薬物治療、手術治療、免疫療法などの治療法がありますので、早めに医療機関を受診しましょう。

薬物治療  ~初期治療~

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 症状がひどくなる前、花粉が飛び始めた時期や軽く症状が出た時に薬を開始すると、症状の悪化が抑えられることがわかっています。種々の薬がありますので、医師と相談しながら自分にあう薬を探し、あれば覚えておくとよいでしょう。

手術治療

鼻づまりのひどい方には手術でその症状を軽くする方法もあります。

アレルギー免疫療法(減感作療法)

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 これは花粉症の原因を少量から体内に投与して、徐々に体を慣らし症状を出にくくする治療です。従来は通院して注射をしていましたが、最近スギ花粉症の人には注射のいらない舌下免疫療法が行われています。これはスギ花粉エキスを毎日自宅で舌下に滴下して、症状を和らげる方法です。花粉が飛ばない時期も含め3年から5年毎日続けることが必要ですが、治療終了後も効果が認められています。

 花粉の飛ぶ時期にはこの治療は開始できませんが、毎年薬が効かず症状のひどい方や興味のある方は医師に相談されてみてはどうでしょう。

 さて、気になる今年の花粉量ですが、12月の時点で横浜市はほぼ例年程度、少なかった昨年よりやや多いと予測されています。飛び始めは例年の2月初旬になりそうですが、暖冬ならやや早まりそうです。

 最新の花粉情報に注意し、しっかり対策をしてこの季節を乗り切りましょう。

基本の対策

  家では  日中はドアや窓は閉めておく。洗濯物や布団の外干しは避ける。干したらよく花粉を落とす。こまめに室内を掃除。空気清浄器も有効。花粉情報に注意して行動。

  外出時には  花粉が多いときは外出を避ける。マスク・メガネ・帽子を着用。花粉が付きにくい衣類を選ぶ。帰宅時、衣類や体についた花粉をよく落としてから入る。洗顔・洗眼・うがい・シャワーなどできるだけ早く洗い流す。

  日常生活では  体調管理、規則正しい生活を。