健康コラム

掲載日:2016年9月30日

「認知症のお話」(6)


汐田総合病院 医師 宮澤由美

楽しい「お話ボランティア」

 汐田総合病院では、入院中の患者さんへ優しく話しかけ、じっくりと話を聞く「お話ボランティア」の方々が活躍しています。皆さん都合がいい時間に来て、主に2階病棟(地域包括ケア病棟)で活動しています。

 1対1で気の向くままの話題で、時には手や背中をさすったりしながらお話すると、苦しそうな表情や険しい面持ちで車いすに座っていた患者さんが満面の笑みになるという場面が何回もありました。

 中には認知症の患者さんもいて、会話の内容はときおりつじつまがあわないこともありますが、そこはご愛嬌。「お話ボランティア」の多くは認知症サポーター養成講座も受講しているので、決して相手の言うことを否定することなく、上手に話題を転換していきます。 

 「昔は生麦あたりも路面電車が走ってたんだよ」「この病院ができる前はこの辺は操車場だったけど、もう一つ前は田んぼと畑だったんだよ」と貴重な歴史を教えられることも。ボランティアの中には「母親と話しているみたいで、介護していた頃が懐かしい」と話す人もいます。

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お話ボランティアの様子(上の写真)

「夕やけサロン」始まる

 ボランティアの方々は9月7日から始まった「夕やけサロン」でも大活躍です。2階病棟の広いデイルームで各病棟から集まってくる認知症の患者さんを対象に毎週水曜日の15時半から1時間開かれる院内デイケアの「夕やけサロン」はまだボランティア募集中です。

 ボランティア登録にはいくつかの手続きが必要ですが、ご協力いただける方は友の会コーナーまでお知らせください。たくさんの参加をお待ちします。

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院内デイケア「夕やけサロン」(上の写真)