健康コラム

掲載日:2016年2月24日

乳酸菌で免疫力アップ!


栄養科  管理栄養士 倉持 里奈

 最近テレビやネットでも話題の乳酸菌。便秘改善、免疫活性、アレルギー発症の緩和、血中コレステロールの低下、発がんリスク低減など、様々な効果が知られています。その中でも今回は免疫力アップに着目してお話します。

◆乳酸菌とは?

 乳酸菌とは、糖類を分解して乳酸を作る細菌の総称で、200種類以上存在します。乳酸菌はヨーグルトなどの乳製品だけではなく、納豆や漬物などの発酵食品にも含まれています。

◆免疫力アップのしくみ

 人間の免疫細胞の約7割は腸管に集まっていると言われています。腸内環境を整えることで免疫細胞が正常に働き、有害なウイルスや細菌から体を守ってくれるため、風邪やインフルエンザ予防に期待されています。

◆乳酸菌選びのポイント

 乳酸菌を選ぶ時は、種類に着目してみましょう。様々な種類があり、それぞれで働く部位や効果が違ってきます。免疫力アップに効果的と言われているのがR―1やラブレ菌、ガセリ菌などがあります。

◆摂り方のポイント

 ①乳酸菌を単体で摂るよりも、オリゴ糖や食物繊維などと一緒に取ることで、乳酸菌の餌となって善玉菌を増やし、より効果を高めることができます。(例:ヨーグルト+蜂蜜)
 ②腸内に届いた乳酸菌は長く滞在することが難しい為、一度に大量ではなく、毎日摂り続けることが大切です。ヨーグルトであれば1日100~200gを目安に、食べ過ぎは脂肪分の摂りすぎにつながります。
 ③胃酸による影響を受けにくくする為に、胃酸の薄まる食後に摂取するのが良いと言われています。
 ④摂取してすぐに効果がでるものではないため、最低でも2週間程度続けてみましょう。乳酸菌は人によって合う、合わないがあるため、効果が見られなければ違うものを試してみて、自分に合った乳酸菌を探すことが大切です。
 乳酸菌を上手に摂り入れながら、毎日の手洗い・うがいも欠かかさずに、風邪に負けない丈夫なからだ作りをめざしましょう。

乳酸菌の種類と主な効果

LG21… ピロリ菌の抑制(発がんリスク低減)
OLL1073R-1…免疫活性
ラブレ …免疫活性、コレステロール低下、がん抑制
ガセリ菌SP株…免疫活性、整腸作用、内臓脂肪蓄積抑制、コレステロール低下作用
シロタ株…免疫活性、整腸作用、抗アレルギー作用
LGG…免疫活性、整腸作用、抗アレルギー作用
L-92…免疫活性、整腸作用、抗アレルギー作用(アトピー・花粉症改善)
KW…免疫活性、抗アレルギー作用(花粉症改善)
LB81…皮膚改善、整腸作用
PA-3…プリン体の過剰摂取低減・尿酸値の低下