健康コラム

掲載日:2014年10月29日

生活習慣病と予防(2)「今晩は鍋奉行しませんか?」


野菜を大量に食べよう

 健康づくりと病気の予防に欠かせない生活習慣は毎日の食事の工夫です。病院では患者さん毎の疾患に合わせた食事が必要ですが、基本的に健康で、少し血圧や血糖値が高めで糖尿病や脳梗塞が心配という皆さんに、健康診断外来でお勧めしている食事のこつをご紹介します。
 ①野菜をたくさん ②良く噛んで食べ、ご飯は最後 ③夕食は会話を楽しんで9時以降は食べない。当たり前すぎることばかり。以上を守って季節を楽しむお勧めの食事があります。鍋を囲む事です。野菜は生では量を食べられません。鍋は季節の各種野菜を大量にペロリと食べられます。具材は野菜もキノコも、豆腐や肉、新鮮な魚や貝類、牡蠣やエビと季節感を活かしたバリエーションが豊富です。出汁を効かせて、ポン酢で頂けば塩分過多にもなりません。

おいしい糖質制限

 大豆類や魚や海鮮、肉のたんぱく質とフィトケミカルが豊富な野菜、きのこ等をしっかり食べて、お腹がいっぱいになるのでご飯は最後に雑炊にして頂きます。出汁を吸って膨れるので、少量でも満足感があります。糖質制限の工夫に、野菜やお肉や魚、汁物から食べて、ご飯等の糖質は最後に食べる「懐石食べ」という方法があります。どんな食事内容でも順番を守る事で膵臓を保護し、糖尿病を予防する食べ方ですが、鍋を囲むとこれが自然にできますね。

雑穀を入れて良く噛む

 一口30回は良く噛みます。すると脳の刺激になり、ジアスターゼとも混ざり、インスリンも急上昇しません。毎日のご飯には時々雑穀を入れたり、玄米を混ぜると、ビタミンB等を効率よく摂れてお勧めです。食事は365日続く体への着実な関与です。良い習慣が日々積み重なれば小さな工夫でも数年で大きな成果に繋がります。そろそろ冬。夕食は夫婦で、友人と、鍋でも囲んでゆっくり楽しんでください。食事は単なる栄養補給ではなく、親しい人との絆つくりの場でもあります。もちろんお酒はほどほどに。9時以降は食べない事も大事です。