健康コラム

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食べ過ぎ・飲みすぎにご用心!胃にやさしい食生活を

汐田総合病院栄養科管理栄養士 佐々木 博美

食べすぎ、飲み過ぎになりやすいお正月。1月は溜め込んだ胃の疲れにより、なんか調子が悪いということがありませんか?

胃に大量に食べ物や飲み物を詰め込むと、食べたものと胃液が混じりにくくなり、消化がスムーズに行われず胃もたれ(ムカムカ)などがおこります。また、胃酸が多量に分泌され、胃の粘膜に負担がかかります(キリキリ)。このような症状を改善しないままでいると胃潰瘍などの原因になりますのでご注意を。

胃に負担をかけないための食生活のポイントは

●    腹8分目・・・消化をスムーズにするために、もう少し食べられるというところでストップ。
●    脂肪の多いものはひかえめに・・・消化に時間がかかるため粘膜に負担をかけることに。
●    よく噛む・・・なるべく消化しやすい形で胃にとりこもう。

【簡単おすすめレシピ】

胃が弱っていたり、疲れているときには消化をやさしく促して、回復に必要な栄養を十分に摂ることが肝心。水分多めで口当たりのいいメニューがおすすめです。

◆小松菜とごまの豆乳スープ◆

2人分
小松菜・・・100g
だし・・・1カップ
豆乳・・・11/2カップ
みそ・・・大さじ1
すり白ごま…適宜

(1)    小松菜は2~3cm長さに切る。
(2)    なべにだしを入れて火にかけ、煮立ったら小松菜をいれて2~3分煮る。豆乳を加えてひと煮し、みそをときいれる。
(3)    器に注ぎいれ、ごまを振って完成。

※豆乳を牛乳に変えたり、だしやみそをコンソメに変えて洋風にアレンジもできます。
ぜひお試しください。
食事以外にも、充分な睡眠やストレスをためない生活を心がけることが大切ですよ!!

「暮らしとからだ」第551号(2010年1月付)

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