健康コラム

掲載日:2013年11月27日

脂質異常症の治療(2)「運動療法」


運動自体には血清脂質の改善はもとより、血圧低下・血糖値の改善などの動脈硬化、メタボリックシンドローム予防治療効果があります。

これは主に筋肉や血漿のトリグリセリドが運動筋のエネルギー源として消費された結果であり、トリグリセリドの低下やHDL-C(善玉コレステロール)の上昇をもたらします。

適切な運動とは何か、運動強度から算出する方法があります。

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(例えば、運動強度50%の運動を70歳の人がおこなうとして、簡易法で 心拍数=138-70/2=103拍/分程度を限度とする運動を目指す)。

しかし、冠動脈疾患などの心臓の持病がある人はむしろ禁忌であり、呼吸器疾患や重い糖尿病がある人も禁忌となります。

一般的にはやや速足で汗がにじむ程度の平地での散歩を一日合計30分程度で毎日継続することが良いと思います。(体力に自信がない方は階段昇降や長い上り坂は避けたほうがようでしょう)毎日持続可能な運動にコツコツ取り組んだ方がより良い成果が出るからです。


◆運動強度
1)運動時の脈拍から推定する方法
(1)カルボーネン式(運動時の脈拍数):
心拍数(脈拍/分)=
(〔220-年齢〕.安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数
(2)簡易法(運動強度50%のとき):心拍数(脈拍/分)=138-(年齢/2)
2)自覚的な感じから推定する方法
ボルグスケール(主観的運動強度)で11~13(楽である.ややきつい)
◆最大酸素摂取量:持続的運動能力の指標

「暮らしとからだ」第598号(2013年12月1日)より