健康コラム

掲載日:2013年1月29日

花粉症 ―あなたにできること―


汐田総合病院耳鼻科医師 塩野 久子

今年の花粉量は多い

昨年は夏の気温が高く日照時間も長かったため、今年のスギ・ヒノキ花粉量は少なかった昨年の3倍、平年の2倍、飛び始めは2月中旬と予想されています。
残念ながら昨年よりつらい季節になりそうなので、自分で出来る方法も取り入れていきましょう。

初期治療は

花粉が飛ぶ2週間ほど前か、鼻づまり・鼻水・くしゃみ・目のかゆみなどの症状が出始めたら、薬を続けて症状を軽くする治療です。自己判断で中止すると効果がでないこともあります。また、鼻づまりの強い方は手術で症状を軽減できることがあります。

吸い込まない!持込まない!対策

  • 風邪・お酒・タバコに気をつけ、体調管理が基本
  • 外出時は、帽子、めがね、マスク、表面のさらさらした上着を着用
    とくに花粉量が多くなる午後は要注意です。花粉専用マスクがないときはぬれガーゼ1枚はさんだガーゼマスクでも効果があります。
  • 帰宅時は、入り口で全身の花粉を払落し、洗顔・うがい・手洗い・洗眼
    ズボンやスカートの裾も花粉の多い場所です。花粉症でない人や散歩後のペットも花粉を落しましょう。
  • 室内に花粉を入れない工夫
    花粉付着のため、洗濯物・布団の外干しは勧められません。
    窓やドアは閉め、換気時はレースのカーテンを閉めた上10cmほどの開窓にとどめましょう。こまめに掃除し、拭き掃除や空気清浄機も効果的です。

目・鼻洗い

塩を加えた30度程度のぬるま湯(水500mlに塩小さじ1杯弱)で目や鼻を洗浄します。試して調子が悪いなら、中止しましょう。

温熱療法

鼻から蒸気を吸入する鼻づまりに効果的な方法です。専用機器もありますが、入浴時に湯船からの蒸気を吸入したり、温めたタオルを鼻に当てても効果があります。

目の冷却

冷水でしぼったタオルをまぶたに当てると、目の充血・かゆみが和らぎます。

市販薬の利用

薬局の薬剤師と相談し、市販薬を使用する方法もあります。妊娠中や疑いのある方、授乳中の方、市販薬の効果がない方は、受診しましょう。