健康コラム

掲載日:2012年5月26日

もしかして5月病!?(その1)


 

うしおだ診療所精神科医師 小川 雄史

ゴールデンウィークでリフレッシュしてエネルギーも充電したはずなのに、なぜだか気が重くて会社に行くのがおっくうだ……

こんな症状に見舞われたとき、「5月病か!?」と思った経験のある人も多いはず。でも、よく耳にする「5月病」、実は病院などの診断書で用いられる正式な医学用語ではなく、決まった定義があるわけでもありません。

5月病の症状とは?

5月病でよく見られる症状には、「抑うつ気分」「考えがまとまらない、浮かばない」「不安」「焦り」「寝起きが悪くなる」「食欲がない」「疲れやすい」などがあります。

5月病は「うつ病」に似た症状が出ますが、5月病はうつ病ではありません。新しい環境や生活に適応できず、「何とか適応しなくては!」と焦りと頑張りが空回りし、一時的に強いストレス状態に陥っていると考えられています。

5月病は一般的には、新しい環境に慣れるにつれて症状もなくなると言われていますが、症状が長引き重症化すると、そのままうつ病になってしまうことあります。そこで、5月病にならないためにも次のことに気をつけましょう!

5月病にならないための10カ条

その1 完璧主義をやめる
何でも完璧にこなそうとする人は、そもそも「5月病」だけでなくうつ病にもなりやすい体質です。新しい仕事に新しい人間関係、何でも完璧にこなせる訳がありません。好い加減な人になりましょう。

その2 焦らない
新しい環境に適応できずに時間がたつと、自分だけが取り残されてしまったような気持ちになり「何とか周囲に溶け込まなくちゃ!」という焦りが生じてしまうと思います。この時期はあまり焦らず、周囲の流れに身を任せてみてはいかがでしょうか。

その3 1人で悩まない
「自分だけできていないのでは?」という悶々をした気持ちは1人でため込まず、友人などに打ち明けてみましょう。気分がめいっている時に、1人で考えても良い答えは浮かびません。人に話すことで気分も軽くなります。

その4 自分を知る
自分が何をストレスと感じるのか、何をしていると気分が楽なのかなど、自分のことを分析してみましょう。自分を知らなくてはストレスの回避も解消もできません。