健康コラム

掲載日:2008年4月1日

AEDは心停止に迅速に対応


脳神経外科 佐々木 亮医師

AEDとは

最近、AEDという言葉をテレビなどで良く耳にすることがあるかと思われます。AEDとは自動体外式除細動器のことで、心臓麻痺を起こして倒れた人に電気ショックを与えて、救命することができる大変優れた機械です。

心停止の状態は

心臓麻痺という心停止の状態は、心室細動と呼ばれる不整脈が起こっていることが多く、この心室細動とは、心臓が小刻みに震えている状態であり、心臓が全身に血液を送ることができず、治療をしない場合は死に至ります。

AEDの早期利用で生存率を改善

AEDの普及の理由としては、心停止(心室細動)に対して除細動が1分遅れることによって、生存率は10%ずつ減っていくということが挙げられます。このことから、救急車の到着前にバイスタンダー(居合わせた人)による人工呼吸、心臓マッサージに加え、早期のAEDの利用により生存率を改善することができます。

使い方は音声でお知らせ

AED は使い方も非常に簡単で、電源を入れた後、倒れた人の胸に電極(シール状のもの)を貼ることにより、自動で電気ショックが必要である場合は、音声で伝えてくれます。ちなみに心室細動以外では作動しないので、間違って電気ショックが流れることはありません。

一般市民も使用可能に

AEDは、2007年7月から医療従事者だけではなく一般市民にも使用が可能となり、空港や駅などの交通機関や公共施設を中心に全国的に普及しつつあります。

当院においては平成18年10、院内での心停止に、より迅速に対応するため、一階ホール付近と、二階リハビリ室付近に二台の配置を行いました。

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「暮らしとからだ」(2008年4月1日付)