健康コラム

掲載日:2016年1月27日

便秘とは?


汐田総合病院 外来看護師 小島 美和子

 便秘とは、一般的に3日以上便が出なかったり、便が出ていても硬くて量が少ないことにより、お腹の張りや腹痛等、日常生活に支障がある場合をいいます。

便秘の種類と原因

●機能性便秘
[弛緩性便秘]=大腸の運動が低下し、大腸内に便が長く留まり、水分が過剰に吸収されて硬くなるタイプ。便秘の中でも頻度が高く、女性や高齢者に多い。
[けいれん性便秘]=自律神経の乱れなどにより、大腸が緊張しすぎてしまい、便がうまく運ばれずにウサギのフンのようなコロコロ便になるタイプ。
[直腸性(習慣性)便秘]=便が直腸に達しても排便反射が起こらず、直腸に便が停滞して排便できなくなるタイプ。

●器質性便秘=イレウス、大腸癌等の器質的な原因があって、小腸・大腸に通過障害が起こるタイプ。 

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便秘の予防

  1. 食事は規則正しく三食摂りましょう。特に朝食が重要です。
  2. 食物繊維は腸のぜん動運動を高め、便を排出しやすくします。野菜、海藻、穀類、いも類、果物などをしっかり摂りましょう。
  3. 水分が不足すると便が硬くなって移動しづらくなります。特に朝、一杯の冷たい水か牛乳はお薦めです。
  4. 極端なダイエットは食物繊維や水分も不足します。脂肪分も減らしすぎると、便の滑りが悪くなります。排泄のリズムが崩れると、美容と健康に悪い影響を及ぼし悪循環です。
  5. 乳酸菌を含むヨーグルトや納豆などの発酵食品、オリゴ糖などは腸内環境を整え、便秘を改善してくれます。
  6. 弛緩性便秘には腹筋運動が効果大です。ウォーキング、水泳、ジョギング、ヨガなどの全身運動も、腹筋を鍛えます。おなかのマッサージも毎日の習慣にしましょう。
  7. 朝食後は胃・結腸反射が最も出やすい時です。朝食後にトイレに行く習慣をつけましょう。外出時にトイレを我慢しないことも大切です。
  8. 胃腸は自律神経にコントロールされているため、強いストレスを受けると便秘になります。休養をとり、ストレスを解消することも大切です。

以上のことを心がけても改善しない場合、便に血や粘液が混ざる、便が細くなった、激しい腹痛や嘔吐、発熱を伴う、おなかにしこりがある、等の症状がみられたら、医師の診断を受けましょう。