汐田総合病院だより第5号(2014年4月)

横浜市鶴見区にある汐田総合病院の広報誌です。病院の紹介。,横浜市二次救急拠点病院Bを取得。在宅医療への連携強化。法人協会創立60周年記念式典。


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 この度、病院長に就任いたしました小澤仁です。 60年の歴史ある汐田総合病院の病院長を拝命され、身に余る重責でありますが、診療・教育の充実をはかるべく全力を尽くす所存でございます。 私は、1988年横浜市立大学医学部を卒業後、汐田総合病院に入職いたしました。その後、横浜労災病院、北里大学病院の出向研修等を経て脳神経外科の実績を積んで参りました。2001年汐田総合病院新築移転の際には、オーダリングシステムの導入及び、旧病院から新病院への入院患者さんの安全な移動について陣頭指揮に当たり無事成功させることができました。その後も、日本医療機能評価機構認定の受審・更新、QI事業の推進、DPC導入等の課題に携わって参りました。 東日本大震災におきましては、当院も当日の停電およびその後の計画停電等大きな影響を受けました。しかし、全職員の団結と友の会をはじめとする皆様方の励ましとご協力をいただき、この困難を乗り越えることができました。また、当時進めておりました電子カルテ導入に関しましても導入に至ることができました。 昨年は、院内感染対策にも重きを置いていたにもかかわらず、入院患者さんおよび職員のインフルエンザ集団感染がありました。その結果記者会見を開くという事態にまでになり、社会的信用を失いかねませんでした。しかし、その教訓を全職員で受け止め、今では以前にも増して感染対策に強い病院として生まれ変わることができました。 今後、医師臨床研修制度や病床区分の見直し、専門医養成の見直し、2025年度から医療機能の分化・強化と効率化等々医療・介護・福祉を取り巻く状況はますます厳しいものとなっていきます。これらの課題にもその先頭に立ち職員一丸となり取り組んでいきたいと考えております。 人と社会の健康を守る地域の拠点として汐田総合病院の歴史を絶やすことなく、病院長として尽力する次第であります。引き続き、連携させていただいております施設・診療所・病院の皆様方のより一層の励ましとご協力をいただきたく存じます。 今後とも、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。医療・福祉・介護にわたる総合的なサービス提供を通じて、患者様との協同、患者様の信頼と納得、無差別平等を追求します。院長就任にあたって汐田総合病院病院長(脳神経外科部長)   小澤 仁汐田総合病院だより汐田総合病院だより第5号2014年4月


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