健康コラム

掲載日:2010年3月5日

眠れない?不眠症かな?


みどり野診療所所長 豊田 浩二医師

ご存じですか?“眠れない人”は実は“寝た気がしない人”。不眠症の多くは“眠った気がしない”不眠恐怖症(神経質性不眠)なのです。まず、“眠れない、眠らなければ”という不安や力みをほぐすことが大切です。心と体をリラックスさせるメニューのあれこれ、実行してみませんか?

A 日常生活のリズム作り

午前中、20分以上の日光浴を。
午後から夕方にかけて、規則的な軽い運動を。精神を安定させる作用のあるカルシウムをたっぷりとります。

B 生活環境ストレスチェック

  • 仕事上の悩みは?
  • 家庭問題は?
  • 人生の悩みは?

→ 問題があれば、できるだけ調整を!

C 眠りの環境をチェック

  • 騒音は?
  • 明るさ、照明方法は?
  • 温度は?
  • 寝具の具合は?

→ 問題があれば、できるだけ改善を!

D 眠る前にリラックス

  • 軽い体操で緊張をほぐします。
  • ぬるめの湯にゆったり入浴。
  • 独特のセレモニーを持ってみては?
  • 自分に「眠れる」という暗示をかけます。

E 朝をさわやかに過ごす

  • 朝ぶろ、シャワーで目覚めすっきり。
  • 起き抜けにコップ1杯の水やぬるま湯を飲んで、胃腸に刺激を。

イラスト 眠れない、と思い込むことが眠りを邪魔し、悪循環に。病院の神経科でポリグラフ検査を受け、客観的な睡眠時間を調べてもらうのもひとつの手です。自分が思っているよりもずっと寝ていることがわかって、安眠を得られたというケースも少なくありません。

しかし、眠れなくて体の不調が続く…。そんなことが2週間以上続たり、あらゆる方法を講じても、どうしても眠れないときは、医師に相談し、精密検査や睡眠薬を処方してもらうことも必要です。

「暮らしとからだ」第553号(2010年3月付)