健康コラム

掲載日:2009年9月2日

パーキンソン病とは?


汐田総合病院神経内科 菊池雷太医師

主な症状は

手足のふるえ、動作が遅くなる、小刻み歩行が主な症状です。

●どのくらいの人がかかっていますか
日本では10万人から15万人くらいの人がかかっていると言われています。

●どのような人に多いですか
発症年齢は50歳代後半から60歳代に多く、比較的高齢者に多いです。しかし40歳以下の若年でも発症することが知られており、若いからといって否定はできません。

原因は

脳の黒質という場所の神経細胞が減少することが原因です。この神経細胞はドパミンという神経伝達物質を産生し、線条体という場所に送ります。パーキンソン病では線条体でのドパミンが減少することにより、色々な症状が起こると考えられています。なぜ神経細胞が減少するかはまだわかっていません。

具体的な症状は

四大症状と言われていて①安静時振戦②筋強剛(きんきょうごう)③動作緩慢④姿勢反射障害が有名です。

パーキンソン病では、①安静時に手が小刻みにふるえる安静時振戦が左右どちらか一方からはじまることを特徴としています。年数が経過すると反対側もふるえてきます。また手がふるえる病気にもいろいろとあり、手がふるえるからパーキンソン病ということではありません。

②筋強剛は手足の関節を曲げたり伸ばしたりするときに抵抗を感じることで、このために動きがぎこちなくなります。

③動作緩慢は動きが遅いことですが、遅いだけではなく動作そのものが少なくなります。顔の表情も少なく仮面(かめん)様(よう)顔貌(がんぼう)とも言われています。

④姿勢反射障害は転びそうになったときに足が出なくなり転びやすくなることです。また手の動きも遅いため顔から転びやすくなります。

思い当たる症状があれば神経内科を受診しましょう。

「暮らしとからだ」第547号(2009年9月付)