健康コラム

掲載日:2018年12月1日

年末年始特別編 「私と民医連①」


清水ヶ丘セツルメント診療所 川﨑 博通医師

 「私と民医連」というテーマで、今月号と来月号の2回に分け私から友の会の皆さんへの問題提起として書くことにします。

民医連や友の会の存在は貴重

 皆さん!民医連は綱領をもち、誰もが安心して暮らし、福祉が充実し、平和で民主主義が守られる社会を目指しています。そして医療や介護、福祉を地域住民に提供し、自治体や国に充実した政策を提起して進めていく運動体です。

 安倍政権が発足してやったことは戦争法の安保法制の強行、共謀罪、秘密保護法、そして〝労働者を奴隷化する〟働き方改革、更には軍事費を大幅に増額し、医療や介護の国民負担を増やし、社会保障を解体するなど悪政の数々です。

貧困と格差が進む一方、大企業や富裕層には大幅な減税、庶民には消費税を8%に、更に10%にするという安倍政権を許すことはできません。その意味では民医連や友の会の存在は貴重ですし、もっと大きく地域に根を張って前進していくことが必要です。

誰もが安心して住めるまちを目指して

 友の会には二つの役割があります。一つは民医連各院所と共に医療や介護、福祉を充実していく運動を進め、地域住民の健康管理を担い、身体の具合を相互点検し、疾病の早期発見早期治療を目指すこと。もう一つは地域住民の独自の要求の実現や災害対策など住民運動を組織化していくことです。

 具体的には第一に汐田総合病院やそれぞれの院所との話し合いの場を持つことです。双方の現状と方向性について確認し、何か問題があれば解決し合うことです。病気の勉強会も定期化されるとよいでしょう。

現在、安倍政権は「我が事、丸ごと」地域共生社会を提起しています。この本質は戦前の〝五人組〟のように、地域ごとに相互の監視を進め、戦争を邁進していった社会づくりを目指すことにあります。友の会は大いに地域での民主化を進める先頭に立つことが求められます。

 第二はそれぞれの行事を常に交換することです。健康祭りはその集大成です。地域色を十分出して、地域の自治会や福祉施設、サークル、学校との交換も積極的に行うことです。地方自治体への要求運動も欠かせません。

少子高齢化対策として、更には病床機能分化・地域医療構想・在宅医療推進など厚労省の政策がすすめられる中、地域包括ケアシステムへの関与は当面する死活問題です。地域の一人一人に寄り添い、日常生活の隅々まで必要とされる方が増えてきています。とくに認知症の方が安心して住み続けられるまちづくりは待ったなしです。