健康コラム

掲載日:2017年10月4日

「地域に根付く診療所」清水ヶ丘セツルメント診療所


所長 石塚 眞一医師

 清水ヶ丘セツルメント診療所は、横浜市保土ヶ谷区の南東端にあり、横浜市の西区・南区にも接するような場所にあります。最寄りの駅はJR保土ヶ谷駅と京浜急行南太田駅で、前者は坂道を上り、トンネルを通りぬけて約10分、後者はなだらかな登り坂を約20分歩くと到着します。いずれも登り坂ですので、夏は汗まみれになり、到着した時には軽い脱水状態になります。

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沿革と歴史

 セツルメント診療所は、1953年12月に横浜市大医学部の社会医学研究会に「セツルメント準備委員会」が設けられたことから始まり、54年8月に清水ヶ丘セツルメント診療所が開設されました。以後、様々な活動があり、76年に民医連に加盟、82年に横浜勤労者福祉協会と合併していますが、横福協からは80年に理事・所長が派遣されています。この時に所長として赴任されたのは浜先生であり、私の記憶にも残っています。なぜなら、その頃私は汐田病院の外科でお世話になっていたからです。

 その頃の汐田病院外科の上司の先生方は、(故)安達隆先生(横浜市大医学部社会医学研究会を作った先生の一人)、野末侑信先生(90年から約8年間セツルメント診療所所長)、川崎博通先生(前横浜勤労者福祉協会理事長)の3人の先生方であり、いずれの先生方もセツルメント診療所に関わっていました。

現在の診療内容

 私がセツルメント診療所に勤務することになったのは2015年6月からですが、以前に診療所で診療した記憶は1980年代前半の上部消化管内視鏡(胃カメラ)にさかのぼります。

 その頃は現在のような電子内視鏡ではなく、「のぞく内視鏡」でした。保土ヶ谷駅を降りて、坂を上って通った思い出は、映像として浮かび上がります。

 現在の診療内容は、内科を中心として、外科・整形外科、学童以上の小児科が中心ですが、訪問診療(いわゆる往診)もおこなっており、通院不可能な方、癌の終末期の方など、地域の病院と連携しておこなっています。

今後の課題

 しかし、診療所の老朽化が進んでおり、様々な器械やエレベーターなどの故障が目立ち始めています。今後の医療展開を考えると、延べ床面積の増大が必要であり、診療所の増改築又は新築は必須の課題です。