健康コラム

掲載日:2006年10月1日

高脂血症改善のための運動療法(1)


やすらぎ施設長 天野 皓昭

これから三回は、生活習慣病と言われる高脂血症、高血圧、糖尿病に対する運動療法を取り上げます。

薬は一生飲むの?

長年、これらの病気の薬物治療を続けている人があると思います。薬を一生涯続けなくてはならないかと不安に思っている人、どうしたら薬がやめられるのかと思っている人が多いのではないでしょうか。その対策の一つが、運動療法です。

運動方法

今回は、これら三つの中で最も多い、高脂血症の人のための運動療法からはじめます。前回までに書いた運動療法の一般的注意を参考に実践してください。目標は、一日一万歩以上、一週間で一〇万歩です。一回の運動量は、四〇分以上の持久運動が目安です。持久運動の理由は、運動の最初は、血液中の糖が利用され、体内脂肪がエネルギーとして利用され始めるには、少し時間がかかります。運動を始めて一五分を経過した頃から、体脂肪の燃焼が始まります。運動方法は有酸素運動で、少し体に負担となる程度の運動負荷が適当です。

継続は力なり

具体的には、一時間五~六kmの速度の早足が目安です。一週間四回以上が望ましいと思います。現代人は、忙しくて、このような運動時間を特別に持つことは大変です。ですから、会社の行き帰りを利用するのも一法です。また、週末に時間がある時は、夫婦で一緒に一~二時間歩くのは、精神的にも良い事ですし、励みにもなります。

急がば回れ

運動療法で直ぐに結果を求めるのは危険です。気長に、成果を期待しましょう。これが運動療法を長続きさせる秘訣です。最初の三ヶ月でウエスト二センチ細くするのを目標にして頑張ってください。今日から、始めてみてください。

「暮らしとからだ」2006年10月号