健康コラム

掲載日:2006年5月1日

高血圧について(1)


汐田総合病院内科 加藤崇之医師

今回は高血圧についてお話します。

診断は

血圧が正常より高い状態が長時間続く状態を高血圧といいます。つまり上の血圧(収縮期血圧)が140mmHgまたは下の血圧 (拡張期血圧)が90mmHgをいいます。正常血圧は130 mmHg未満かつ85 mmHg未満です。しかし家庭では正常範囲なのに診察室に行くと、高血圧になる場合を白衣性高血圧いいます。また血圧は常に変動し、昼は高く、夜は低くなり、冬は高く、夏は低くなります。

診断は

90%は原因がわからない本態性高血圧です。高血圧になりやすい遺伝的な体質に加えて、塩分の摂りすぎ、アルコールの飲みすぎ、肥満、喫煙、ストレス、過労などが高血圧になる危険性を高めると考えられます。

症状は

高血圧ではほとんど自覚症状はありませんが頭痛、肩こり、めまい、のぼせ感、胸苦しさ、視力低下が見られる人もいます。

しかし高血圧をそのまま放置していると徐々に合併症が進行し、後に脳卒中(脳梗塞、脳出血)、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、腎不全などのような死に至る重大な病気になることが少なくありません。高血圧は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」と呼ばれています。

「暮らしとからだ」2006年5月号