健康コラム

掲載日:2006年2月1日

今年もきました!この季節。インフルエンザにご用心。


汐田総合病院神経内科 斉藤さやか医師

インフルエンザとは?

非常に感染力の強いインフルエンザウィルスによる病気です。世界中で冬季に流行があり、通常はおよそ5人に1人感染します。ウィルスは気道分泌物(つばや痰)を介して人から人へと感染します。ほとんどの場合2~5日位で自然に治りますが、合併症により特別な治療を必要とすることもあります。

症状は?

突然の高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感を呈します。インフルエンザは上気道(のどから気管支)の感染とされています。他のウィルス性上気道感染では熱が1~2日でひきますが、高熱が2~5日続くとなるとインフルエンザの可能性が高くなります。
インフルエンザ感染の結果、肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。合併症に罹り易いのは糖尿病や心疾患、肺疾患がある人や高齢者などです。

診断は?

インフルエンザの診断は症状に基づいてなされます。熱が長く続いたり地域でインフルエンザが流行っていたりすると可能性が高くなります。

治療は?

インフルエンザの治療は症状を和らげることです。すなわち

・ 完全に治るまでよく休養する
・ 脱水にならないように水分の補給を十分に行う
・ 熱、頭痛、筋肉痛の緩和のためにアセトアミノフェン(市販薬ではタイレノール等)を服薬する(注!アスピリンを含む解熱鎮痛剤は避ける)

インフルエンザ感染のための抗ウィルス薬があり、発症早期に服用すると病気の罹患期間を約1日短くするとされています。しかしこれらの薬には副作用もあるため、薬を服用するかどうかは主治医との相談が必要になります。

予防法は?

毎年インフルエンザ予防接種を受けることである程度は感染を予防することができます。特に高齢者や乳幼児、糖尿病、心疾患、肺疾患、脳卒中の既往がある人などの合併症の危険が高い人は主治医と相談の上、予防接種を受けたほうがよいでしょう。

「暮らしとからだ」2006年2月号