健康コラム

掲載日:2005年12月1日

胆石症について


汐田総合病院外科 河野修一医師

上腹部に痛みを生ずる病気に胆石症があります。従来、開腹手術(おなかを大きく切開します)しかありませんでしたが、ここ十年でより痛みが軽く入院期間が短い治療が一般的になってきています。今回は治療に焦点を当ててお話をします。

胆嚢胆石症の治療は

胆石はその存在部位により、胆嚢胆石症、総胆管胆石症、肝内胆石症に分けられます。当院での治療では胆嚢胆石症に対しては腹腔鏡下胆嚢摘出術を優先して選択しています。最近テレビなどでよくご存知かと思います。これはおなかに四箇所の穴を開け、そこからテレビカメラや機械を入れて手術を行います。手術時間は麻酔の時間を含めて約三時間かかります。入院期間は約1週間(開腹手術では約二週間かかることがあります)。痛みが比較的軽くすみ、傷跡も小さくなります。

総胆管結石症の治療は

総胆管結石症は胆嚢胆石症と合併することが多いです。治療としては特殊な胃カメラで総胆管の石を取り除きます。これを内視鏡下逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)そしてファーター乳頭切開術(EST)と呼んでいます。約二時間治療に必要とします。この後、腹腔鏡下胆嚢摘出術を行います。入院期間は約二週間かかります。

状態によっては従来の方法にせざるを得ないことも

これらの治療により体への負担を軽くできます。しかし、すべての方がうまくいくものではありません。腹部の手術後であったり、全身状態不良や施行中の状態によりやむを得ず従来の方法にせざるを得ないこともあります。詳しくは担当医とよくご相談ください。

従来の方法にせざるを得ないことも

これらの治療により体への負担を軽くできます。しかし、すべての方がうまくいくものではありません。腹部の手術後であったり、全身状態不良や施行中の状態によりやむを得ず従来の方法にせざるを得ないこともあります。詳しくは担当医とよくご相談ください。

「暮らしとからだ」2005年12月付