健康コラム

掲載日:2005年8月1日

胃癌の治療法


汐田総合病院外科 大阿久俊郎医師

胃癌の治療の方法は、次のように分類できます。

(1) 内視鏡を使った治療
小さく早期な癌がみつかったら、手術をせずに内視鏡で切除を行います。機械の進歩により最近は、切除可能な範囲がひろがりました。

(2)手術療法
古くから行われている、胃を2/3切除、又は、胃全摘の方法があります。これらはリンパ節も切除します。安全性や根治性に問題ない、と考えられています。他に、腹腔鏡下胃切除等の低侵襲手術があります。逆に、進行した場合は(リンパ節郭清の範囲をひろげたり他の臓器を合併切除する拡大手術もあります。

(3)化学療法(抗癌剤治療)
A 術後使用して転移を防ぐ早期癌では不要です。
B 術前に使用して癌を小さくします。手術の根治性を高める目的で使います。又、手術不可能な癌に使用して手術可能になる場合もあります。

(4)放射線による治療

(5)緩和治療

まとめ

癌の進行度、年令、体力、合併症の有無等、十分に検討し、患者様に適した治療法を選択することが大切なことでしょう。

又、早期に発見できれば、それにこしたことはありませんが、ある程度進行しても抗癌剤の進歩により、治療成績は向上しつつあります。

「暮らしとからだ」2005年8月付