健康コラム

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(2)退院された方のその後のご様子

 本シリーズ第2弾にご協力いただいたのは、三山裕子さんです。

インタビュアー:リハビリ課 篠原優志(理学療法士)

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 三山裕子さんは、一昨年に外出中の転倒により、汐田総合病院に救急搬送され骨盤骨折の診断を受けました。診断の結果から手術にはならなかったのですが、保存的治療で入院となりました。そのような状況でも、ご本人は自宅復帰することや、入院する前と同じように外に出たり友の会の活動にも参加したりしたいという目標を掲げ、痛みに耐えながらリハビリを継続されました。

 入院当初は車いすを中心とした生活でしたので、リハビリでは歩行器を使った歩行から始め、最終的には杖での歩行となり退院されました。

篠原:退院されて約2年が経過しましたが、今の様子はどうですか?

三山さん:入院中はまた元のように歩けるかすごく不安でした。今でも30分ほど歩くと腰が痛みます。長い距離を歩くときは休みながら歩いていますよ。

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篠原:元々脊柱管狭窄症もあるのでその影響もあるかもしれませんね。今は介護保険でどんなサービスを利用していますか?

三山さん:今は汐田の短時間デイケアだけを週1回通っています。家から通うのには送迎をしてもらっていて、デイケアではリハビリの他に機器を使った筋力をつけるトレーニングもやっています。あと、家でやる自主トレーニングも教えてもらっているけど、なかなか家ではできませんね。もちろん、やってないわけではないですけど(笑)

篠原:できる範囲で無理なくできているなら大丈夫ですよ。今も川崎に外出できていますか?

三山さん:時々行っていますよ。一人ではまだ行けてないですけど……。コンサートや美術館に行くのも今は友達と行っています! その方は親切で私のことを気にしてくださるので助かっています。あとは、友の会の活動も週3回行っていますよ。この間杖を忘れて歩いて帰ったこともあるんですよ(笑)

篠原:杖を忘れるくらい歩けるようになったってことですね(笑)友の会の活動へも参加できるようになりましたし、コンサートなどにも行けるようになってすばらしいと思います!今の目標は何かありますか?

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三山さん:杖なしでも歩けるようになることと、コンサートなどにも付き添いがなくても一人で行けるようになることですね。

篠原:頑張っている姿をお見かけしていますので、その目標に向かってこれからも頑張ってくださいね。ありがとうございました!

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