健康コラム

掲載日:2017年5月8日

最後まで住み慣れた我が家で(2)


うしおだ福祉サービス 柿崎 勉

今回は玄関を特集いたします。ポイントは以下の5点ほどあり、介護保険制度の住宅改修および貸与品目の利用が比較的しやすい場所と捉えています。

  1. 手すりの設置 玄関では框の昇降のみならず、靴の脱ぎ履きが伴います。その脱ぎ履きに立ち座りを伴うかなど確認しながら、設置位置や長さを選定します。過去には下駄箱上に手すりを設置したケースもあったほど、ご本人の状態に合わせる工事が重要となります。
  2. 式台の設置 いわゆる踏み台のことです。玄関のたたきと廊下の段差は高齢者にとっては大変に危険で大きな負担です。段差が2等分になる様な式台の設置は有効な方法です。注意点は、この式台自体を固定させないと介護保険で認められないということです。
  3. 玄関ドアの取替え これも有効な施工ですが、費用の掛かる工法です。しかし、開き戸の効果は絶大です。
  4. スロープの設置 庭先や玄関土間の工事も承りますが、レンタル品の利用がほとんどです。介護者の体力に合わせて長さを設定できるのもメリットとなります。
  5. 玄関周りの床材の変更 地味に見えますが、日々の安心感は高いと思います。雨の日のタイルが滑って危ないことは誰もがご承知のことと思います。

 事例は多岐にわたりますが、重要なのは常識や習慣にとらわれず、今の状況に合ったご提案をさせてもらうということと思っています。先月の事例ですが、掃き出し窓からの出入りによりご家族様やサービススタッフから喜ばれたケースです。置き型の昇降リフトは介護保険のレンタルとなるため、ご本人様が不要と判断すれば翌日には撤去回収が可能です。

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昇降リフトの設置事例